当院の待合にはプロジェクションを利用した遊具がありますが、お子さまが遊んでいてくれると嬉しくなります。というのは、コウノトリが動物の子どもを運んでくる、というコンテンツは私がアイデアを出して作ってもらったものだからです。
お子さまが楽しめて、英語の名前も覚えられるような少し知育的な要素も入れて、と考えたものです。音量は下げているのであまり聞こえませんが本当はネイティブが正しい英語の発音で動物の名前を言ってくれています。
でも本当は子どもが好きなキャラクターを使ったものにしたかったというのが正直なところでした。ア〇パ〇マンは登場キャラクターが多いので、色々なところに隠れているア〇パ〇マンキャラクターを探すようなコンテンツはどうかと考えていました。
そもそも子ども向けの番組やアニメなどは男の子向けや女の子向けに分かれていることが多いのですが、ア〇パ〇マンは男の子、女の子問わず人気があるのが特徴です。これは何故だろうと考えてみました。小さいお子さまはまだ色々なことが上手にできません。子どもがシールを貼るのが好きなのは、まだ上手に絵が描けない子どもがシールなら貼るだけで上手く絵が描けたような気持ちになれるからだと某番組で言っていました。
そう考えると、実は子どもがお話しを始める際に、発音しやすい音はというと「ア行」と「パ行」と「マ行」なのです。「パパ」「ママ」という単語も子どもが発音しやすい音だからそのような呼び名になったのかもしれません。つまり「ア〇パ〇マン」という名前は小さいお子さまが発音しやすい音で構成されていることになります。まだ色々な音をうまく作れないお子さまが始めに上手に呼ぶことができるようになったア〇パ〇マンをみんな好きになる、ということかもしれません。作者が狙って小さい子向けのアニメの名前をこれにしたのかどうかは定かではありませんが秀逸だと思います。
少し話が逸れてしまいましたが、結局ア〇パ〇マンのコンテンツのアイデアはボツになりました。著作権という大きな壁があったのです。
そんなわけで知恵を絞って今のコウノトリになりました。楽しんでもらえたら幸いです。