忙しさにかこつけてなかなか更新できないでいましたが、そもそも私は筆不精でした。
できるだけ更新していけるよう、医療のこともそうでないことも書き込んでいこうと思いますので温かく見守ってください。
さて、今回は真面目なお話を。
先日東日本小児科学会という学会に参加してきました。予防接種に関する講演がありましたが、その中で気になったことがありました。
実は最近またおたふくかぜがこの辺りで流行しています。おたふくかぜは任意接種なので、実費もかかりますしなかなか接種率が上がりません。
もともと重症化することは多くないため、むしろ子どものうちにかかったほうがいいからと、発症しているお子さまにあえて接触させる親御さんもいたりします。
でもちょっと待ってください。おたふくかぜも時には髄膜炎を起こすこともあります。そして今回の学会で話があったのは、おたふくかぜが原因で難聴になった方がこの2年で300人程いるということです。これは全国レベルの話とはいえ、案外多いものだと感じました。
やっぱり罹らないで済むならそれに越したことはありません。そして皆で予防接種を受ければ、麻疹のように流行自体がなくなっていくことも期待できます。
罹ってから後悔するよりも、是非予防をしていただきたいと思います。