暑い日が続いています。コロナ禍以降は駐車場での診察の機会が増え、真夏には外での短時間の診察でも背中がジリジリと焼けるようです。
若かりし頃には真夏でも野球に熱中し、暑さにも強い方だったと思うのですが、最近は真夏日に外に出るだけで体力を足から地面に吸い取られていくようで寄る年波を感じてしまいます。
最近はお子さまを連れてこられる親御さんとも年の差を感じることがあります。
5~6ヵ月くらいの赤ちゃんにBCGを接種するのですが、他の予防接種と違ってBCGは接種後に薬液が自然乾燥するまで触らずに待つ必要があります。そのため乾かしている間に衣服が触れないように左手は肩から出してもらうようにしています。この「肩から腕全体を出す」状態を表現するときに、よく「遠山の○さんみたいに肩を出してね」と言っていました。この表現が一番簡便にその状態を分かりやすく伝えることができるため大変重宝していました。
しかし、そうです、もうお分かりですね。最近は遠山の○さんを知らないお父様お母様がちらほらいらっしゃいます。これを伝えて通じないとなんとなく気まずい雰囲気になってしまうので、最近は普通に「肩から左手を出してくださいね」と言っています。でもどういう状態か上手く伝わらないことも時々あるのでどうしたものかと考えてしまいます。
こうやって少しずつ若い世代と話しが合わなくなっていくのでしょうね。私はカラオケ好きですが、最近の歌は歌なのかなんなのかよくわからないものもあってなかなか受け入れられません。ボカロ?も人の感情が乗らない歌という認識(間違っているかもしれませんが)であまり興味が湧きません。はっ!?いけない、若い文化も受け入れていかないとますますジェネレーションギャップが・・・
ということで、BCGを受ける際に「肩から左手を~」と言われたとき、分かる方はニヤリとして「遠山の○さんですね?」と応えていただければ意思疎通はバッチリです。また、遠山の○さんを知らない世代にも伝わりやすい的確な表現の仕方がありましたら是非教えてください。お願い致します。