最近は以前にも増して1年が過ぎるのが早く感じられます。某5歳児に叱られる番組によると、歳を重ねて時の流れが速く感じる理由は子どもの頃より感動する機会が少ないからだそうです。
この2年くらいはコロナに振り回されて暗いニュースばかりでさらに感動は少なかったかもしれません。でも今年は個人的にはたくさんの感動を与えてくれた出来事がありました。大リーグ大谷選手の大活躍です。
私は小学2年生の時から少年野球に入り、中学生の途中から行ったアメリカでは現地の高校でもベースボール部に参加しました。足は速かったのと打率も悪くなかったので主に1番センターで出場していました。しかし体格に恵まれなかったのでもちろんチームの中では1番のチビ。しかも向こうでは高校の選択できる教科の中に体育とは別にウエイトトレーニングのクラスがあるくらい筋力トレーニングが一般的でした。(学校での生活指導の時間に筋肉増強剤は使ってはいけませんという指導があるくらいでした。)私もそれなりに鍛えてはいましたがパワーの面では到底太刀打ちできませんでした。
日本で規格外のパワーでホームランを打ちまくった松井選手ですら大リーグではパワーでは勝てないと感じたとコメントしていますが、それくらい怪物達がたくさんいる世界ということです。私は日本人の大リーグにおける究極の形はイチロー選手のようなプレースタイルなのだろうと思っていました。しかし大谷選手は大リーガーも驚くほどの長打力でホームラン王争いをしながら投手としても素晴らしい成績を残しました。アメリカ人の体格とパワーを肌で感じた私としては本当に信じられないような出来事でした。
シーズン中は診療前の朝に大谷選手大活躍のニュースに元気と力を貰っていました。よし、私も頑張ろう、と前向きな気持ちになれました。願わくば来年以降も怪我なく健康で大谷選手らしい気持ちのいい全力プレーを見せて貰えたらと願っています。